2007/2/24

札幌市民会館 最後の日 ライブイベント
先日1月31日に「札幌市民会館最後の日」というイベントが行われました。
このイベントは老朽化が進んだ札幌市民会館が取り壊されるということになり1月一杯で閉館になる為、それを惜しんでの最後のイベントです。

フープも今まで何度かこの会館での収録でお世話になりました。
急なスロープの客席と楽屋に繋がる通路がとても印象的な会館でした。縁あってそのイベントの記録としての収録という大役を任されました。地元のイベンターの知人から依頼されたものですが、こんな大切な意義ある収録を依頼されたことはとても光栄に思いますし誇りでもあります。

この会館は建ってから48年だそうです。
そんな素晴らしい歴史のある会館に最後に音を刻み込んだBANDは、このイベントの為に結成された名づけてTHE HALL AID BAND 。
バンドリーダー斉藤有太(KEY)をはじめ、古田たかし(DR)、佐橋佳幸(G)、山本拓夫(SAX)、有賀啓夫(BASS)の素晴らしいメンバー。
参加した豪華アーティストはLeyona、Chara、土屋公平、仲井戸麗市、山崎まさよし、佐野元春、奥田民生、そしてこのイベントに清志郎さんの復活という素晴らしいニュースが生まれました。
たったの3曲でしたが日本の宝である清志郎さんの「トランジスタラジオ」の第一声を聞いた時は言葉では伝えられない感動でした。そんなスペシャルなサプライズもあったその日のステージはそれはそれは素晴らしいものでした。

発起人のWESSの若林さんの呼びかけのもと、いろいろなアーティストが一同に集まりそれぞれの思いでそれぞれのスタイルで天井や壁に刻みつけるかのように市民会館の歴史に賛歌を送り、みんなで清志郎さんの復活を祝い、そして何よりアーティスト、スタッフ、お客さんもみんなが間違いなく楽しんでいたということ。
こんな時間の過ぎるのを忘れたライブも本当に久しぶりでした。
そしてステージの両サイドでは募集をつのって参加してくれた画家の人達がコンサート中に絵画を仕上げるというイベントが同時進行していました。

壊れていくものもあれば新しく生まれるものもある。
音楽をやるスペースが年々減っていく傾向にあるこの時代に警笛を鳴らしたこのイベントは、とても意義のあるものだと思いました。

こんな素晴らしいイベントを一人でも多くの人に見てもらいたく現在各マスコミに話かけています。
皆さんに一日でも早く見てもらいたくがんばっていますので乞うご期待を!

 

 
 


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